2013年6月19日水曜日

玉若酢命神社御霊会風流馬入れ神事大久馬参集



本年も6月5日に玉若酢命神社御霊会風流が執り行われました。通常、御霊会の見どころと言えば、玉若酢命神社本殿に神馬が駆け入る「馬入れ神事」を思い浮かべますが、今年は視点を変えて、あまり普段目にすることのない祭りの風景を取材しました。


御霊会には、全部で8頭の神馬が各地区から参集します。その中でも最も遠い大久地区からの神馬に密着しました。





御霊会前日の大久馬






朝8時、大久地区を出発
旧道「船が谷峠」を超えてきます。山道は当然舗装されていません。








のトンネルの向こう側が大久地区です。





新緑鮮やかな山道を黙々と歩きます。聞こえてくるのは、馬付のかけ声と落葉を踏みしめる足音、そして野鳥の声のみ。神聖な雰囲気を醸し出しています。



連綿と受け継がれた歴史を守り継ぐ人々。
後継者不足、関係者の高齢化等様々な問題は
あっても、それを絶やさぬ島の人々の
頑なまでの心意気がこの祭りを変わらず
支え続けている。



「祭りを守り続ける原動力は?」
との問いに
「感謝」と答えた人がいる。

誇り高き顔が水無月の陽光に眩しい。



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